英検4級の試験時間は、一次試験の筆記が35分、リスニングが約30分で、合計すると約65分です。
さらに一次試験に合格すると、面接形式の二次試験(スピーキングテスト)が行われますが、こちらは面接官とのやり取りで進むため時間配分を自分で考える必要はありません。
この記事では、英検4級の試験時間の内訳や当日のスケジュール、そして筆記試験を時間内に解き切るための科目別の時間配分について、初めて4級を受験する方にも分かりやすく整理してお伝えします。
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英検4級の試験時間は何分?筆記とリスニングの内訳
結論からお伝えすると、英検4級の一次試験は「筆記35分+リスニング約30分」の合計約65分で構成されています。
この時間は、公益財団法人日本英語検定協会の公式サイトに掲載されている試験実施要項に基づく数値です。年度によって出題形式が見直されることもあるため、受験する回の詳しい時間割は、必ず協会公式サイトの最新ページで確認することをおすすめします。
筆記試験は大問1から大問5までの構成で、問題数は35問です。
この筆記パートが終わると、そのままリスニングパートに移ります。リスニングは全体で30問、時間にして約30分が確保されています。
比較のために5級の時間も見てみると、5級は筆記25分(25問)+リスニング約20分(25問)の合計約45分です。
つまり4級は5級よりも20分ほど試験時間が長く設定されていることになります。
これは単に問題数が増えただけでなく、5級にはなかった長文読解問題が4級から新たに加わることが大きな理由です。読解力を問う問題が増える分、じっくり読んで解く時間が必要になるというわけです。
筆記とリスニングを合わせて65分という時間は、小学生や中学生にとって決して短くはありません。集中力を最後まで保てるかどうかも、合格を左右する隠れたポイントだと筆者は考えています。
英検4級は何時から?試験当日のスケジュール
「英検4級は何時から始まるの?」という疑問も多く寄せられます。
英検4級の一次試験は、日本英語検定協会の公式サイトで公表されている試験時間帯の情報によると、午後の回に設定されているのが基本です。
具体的な時間は会場や年度・回次によって前後しますが、公式サイトが示す目安としては、入場開始が13時台、着席時間が14時台、試験開始が15時前後、終了時間の目安が16時前後というスケジュールが挙げられています。ただし、この時刻はあくまで一例であり、年度・会場ごとに変更される可能性があるため、断定はできません。
準会場では「F日程」という全国一律の開始時刻が定められている日程もあり、この場合は時間の変更が一切認められません。
一方、F日程以外の準会場では、各団体が独自に試験時間を設定しているケースもあるため、正確な時間は必ず自分の受験票や、申し込みをした学校・塾などの英検担当者に確認することが欠かせません。
当日の流れとしては、会場に到着したら受験教室に入室し、着席後に受験票などの確認が行われます。4級・5級の受験者は受付での本人確認が不要な点も、1〜3級との違いです。
その後、音量確認の放送が流れ、いよいよ試験がスタートします。試験終了後は監督者が解答用紙の点検を終えるまで教室を出られないため、試験前に済ませておくべきことは早めに終わらせておくと安心です。
英検4級の時間配分は?大問ごとのおすすめペース配分
英検4級の筆記試験は35分間で35問を解く必要があるため、行き当たりばったりで進めると時間が足りなくなる恐れがあります。
そこで大切になるのが、大問ごとの時間配分をあらかじめ決めておくことです。
以下は、問題数と試験時間から筆者が逆算し、指導の中でも生徒にすすめている時間配分の目安です。公式に定められたペースではなく、あくまで目安としてお使いください。
- 大問1(語句空所補充):1問30秒ペースで合計8分程度
- 大問2(会話文の空所補充):1問30秒ペースで合計3分程度
- 大問3(語句整序):1問30秒ペースで合計3分程度
- 大問4(長文読解A・B・C):合計18分程度
大問4は英文の長さや設問形式によってA・B・Cの3パートに分かれており、特にCの長文読解には時間がかかりやすいため、1問あたり2分程度を目安にじっくり取り組む配分をすすめています。
この配分どおりに解き進めると、合計で32分ほどで全問を解き終える計算になり、残りの約3分を見直しの時間に充てられます。
見直しの時間を確保できるかどうかは、マークミスや単純な読み間違いに気づけるかに直結する重要なポイントです。時間配分を意識せずに大問4の長文で悩みすぎてしまうと、見直しどころか最後の問題まで手が回らなくなるケースもあるため注意が必要です。

リスニングの時間配分は考えなくていい理由
筆記試験と違い、リスニングパートについては自分で時間配分を調整する必要がありません。
これは、リスニングが音声の進行に合わせて問題が読み上げられる形式だからです。音声を聞きながら順番に解答していけば、自然と試験時間内に収まる仕組みになっています。
英検4級のリスニングは全体で30問、時間にして約30分間です。問題数も時間も5級(25問・約20分)より増えているため、集中力を最後まで切らさないことが求められます。
なお、リスニング中に音声が聞き取りづらい場合は、遠慮せずその場で試験監督者に伝えてよいとされています。事前の音量確認の放送でしっかり聞こえるかをチェックしておくことも、当日慌てないための備えになるでしょう。
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考察:時間配分の練習で押さえておきたいこと
ここまで英検4級の試験時間と大問ごとの時間配分を見てきましたが、筆者が特に強調したいのは「時間配分は覚えるものではなく、練習で体に染み込ませるものだ」という点です。
大問1は8分、大問4は18分、といった数字をただ暗記しただけでは本番で活かせません。
筆者がこれまで英語学習でつまずく方の相談を受けてきた中で感じるのは、時間切れの原因のほとんどが「大問4の長文読解に時間をかけすぎてしまうこと」に集中しているという傾向です。
大問1〜3までは単語・文法の知識で比較的テンポよく解ける一方、大問4に入った瞬間にペースが崩れ、気づけば残り5分で最後の設問が手つかず、という状態に陥りやすいのです。
このズレを防ぐには、本番と同じ35分という制限時間の中で、大問ごとに区切って時間を計りながら解く練習を重ねることが欠かせません。
過去問を使って「大問1〜3は14分以内に終える」「大問4に入ったら残り時間を確認する」という区切りを意識して練習するだけでも、時間配分の感覚は着実に変わっていきます。
もう一つ見落とされがちなのが、長文読解(大問4)の存在そのものが、5級から4級への大きな壁になっているという点です。
5級までは単語・熟語・文法の知識だけで対応できる問題が中心でしたが、4級からは英文全体を読んで内容を理解する力が求められます。
このため、単語帳や文法問題集だけで対策を終えてしまうと、本番で大問4に想定以上の時間を取られてしまうケースが少なくないと筆者は見ています。
長文問題に慣れる練習を早い段階から取り入れることが、結果的に時間配分通りに解き進めるための土台になるはずです。
また、二次試験(面接)がない一次試験一発勝負という4級・5級特有の制度も、時間配分の重要性を高めている要因だと考えられます。
一次試験の結果だけで合否が決まるからこそ、35分・約30分という限られた時間をいかに無駄なく使うかが、合格に直結するのです。
今後、英検の出題形式や級構成が見直される可能性はあっても、「筆記は時間配分の練習がものを言う」という基本原則は変わらないだろうというのが筆者の見通しです。
コラム:英検4級の配点と合格点は時間配分とどう関係する?
ここで、時間配分と合わせて知っておきたい配点の仕組みについても触れておきます。
英検4級は「リーディング500点・リスニング500点」の合計1000点満点で採点されます。
合格に必要な点数(CSEスコア)は622点です。日本英語検定協会によると、英検2級以下では各技能でおおむね6割程度の正答率を確保できれば、多くの受験者が合格ラインに達しているとされています。
ここで押さえておきたいのは、2016年度から導入された英検CSEスコアは、正答数をそのまま得点化したものではないという点です。
統計的な手法(項目応答理論)を用いて、受験者の正答率や問題ごとの難易度をもとにスコアが算出される仕組みになっているため、「何問正解すれば合格」と単純に言い切ることはできません。
だからこそ、筆記・リスニングそれぞれの時間配分を守り、限られた時間の中でできるだけ多くの問題に落ち着いて取り組むことが、結果的にスコアを底上げする近道だと筆者は考えています。時間切れで解けなかった問題は、どれだけ実力があっても得点にはつながらないからです。
まとめ
英検4級の一次試験は、筆記35分・リスニング約30分の合計約65分で構成されています。
5級より長文読解問題が加わる分、5級より20分ほど試験時間が長く設定されているのが特徴です。
筆記試験では、大問1〜3を合計14分程度、長文読解を含む大問4を18分程度で解き進める時間配分を意識すると、約3分の見直し時間を確保できます。
リスニングは音声の進行に合わせて解答するため時間配分を考える必要はありませんが、集中力を保つことが引き続き求められます。
当日は入場開始・着席・試験開始の時刻が級ごとに異なるため、必ず自分の受験票と協会公式サイトの最新情報で正確な時間を確認したうえで、時間配分の練習を重ねて本番に臨みましょう。
よくある質問
英検4級の試験時間は筆記とリスニングどちらが長いですか?
筆記が35分、リスニングが約30分のため、筆記のほうがやや長く設定されています。ただしリスニングは音声の進行に合わせて解答する形式なので、時間配分そのものを自分で調整する必要はありません。
英検4級の大問4(長文読解)にはどれくらい時間をかければいいですか?
目安として合計18分程度、特にCの長文には1問あたり2分程度を想定しておくと、他の大問にしわ寄せが出にくくなります。あくまで目安なので、過去問演習の中で自分に合ったペースを調整していくことをおすすめします。
英検4級の試験開始時刻は毎回同じですか?
会場や年度・回次によって前後することがあります。公式サイトで示されている時間帯はあくまで目安のため、正確な時間は必ず自分の受験票で確認してください。
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