英検4級リスニング音源はどこで聞ける?入手方法と使い方

英検4級の問題冊子を開き公式リスニング音源を再生する学習者 英検

英検4級のリスニング音源は、日本英語検定協会の公式サイトで無料・登録不要で聞けます。

問題冊子・リスニング原稿・解答もそろうため、本番対策には公式音源を最初に選ぶのが確実です。

英検4級リスニング音源はどこで聞ける?

英検4級の本番で使われたリスニング音源は、公益財団法人 日本英語検定協会の「4級の過去問・試験内容」で聞けます。

2026年9月4日に確認したところ、公開されているのは過去1年分にあたる次の3回です。

  • 2026年度 第1回
  • 2025年度 第3回
  • 2025年度 第2回

各回には、問題冊子、リスニング原稿、Part1からPart3までの音源、解答が用意されています。

つまり、音声を聞くだけでなく、問題を解くところから聞き取れなかった原因の確認まで、公式ページ内で完結できるということです。

公開対象は、本会場および準会場F日程で実施された問題です。すべての試験日程の問題が掲載されるわけではありません。

公式ページには、問題数が多いため音源の再生に時間がかかる場合があるとの注意もあります。再生ボタンを押してもすぐに始まらないときは、連打せず、ページの読み込みを少し待ってください。

本番音源以外の練習用としては、出版社が教材に対応した音声を無料公開している場合があります。代表例が、株式会社スリーエーネットワークの『1日1枚! 英検®4級 問題プリント 改訂版』用音声です。

違いを先に整理すると、次のようになります。

提供元内容音声の料金・登録ダウンロード向いている使い方
日本英語検定協会過去3回分の本番問題無料・登録不要問題冊子・原稿・解答はPDF。本番音源はブラウザ再生を基本に利用本番形式の確認、実力測定
スリーエーネットワーク市販教材に対応した練習音声音声は無料・登録不要MP3一括ダウンロードに対応苦手な問題形式の反復、オフライン学習

最も重要な違いは、公式サイトの音源は実際の過去問、出版社の音源は対応教材用の練習素材であることです。

スリーエーネットワークの音声は無料ですが、問題を見ながら学習するには対応する書籍が必要です。音声が無料であることと、教材一式を無料で利用できることは同じではありません。

改訂版の音声はMP3形式で、全55トラック、合計25.98MBです。一括ダウンロードとストリーミング再生に対応し、iOS・Android向けの「マルチリンガルBOX」でも利用できます。

同社の旧版は改訂版の発行に伴い絶版と案内されています。旧版と改訂版では音声や問題の対応関係が異なる可能性があるため、手元の書籍名と表紙に「改訂版」とあるかを確認してください。

また、同社は、この教材が日本英語検定協会の承認や推奨などを受けたものではないと明記しています。これは利用できないという意味ではなく、公式過去問とは位置付けが異なるという意味です。

出所や掲載許可を確認できない外部サイトの過去問音源は、この記事では利用先として紹介しません。

英検の問題や音声には著作権があります。古い回を探す場合も、正規の提供元であることや利用条件を確認できない音声のダウンロード・再配布は避けましょう。

公式情報は、日本英語検定協会の「4級の過去問・試験内容」で確認できます。公開される年度や回は入れ替わるため、受験前に最新の掲載状況を確認してください。


公式サイトで音源を再生する方法とダウンロードの考え方

公式の英検4級リスニング音源は、年度と回を選び、Part1からPart3まで順番に再生します。

初めて利用する場合は、次の手順で進めれば迷いにくくなります。

1. 日本英語検定協会の公式サイトを開く
2. 「過去問・試験内容」から「4級」を選ぶ
3. 解きたい年度・回の問題冊子を開く
4. 解答用の紙と筆記用具を用意する
5. リスニング音源のPart1、Part2、Part3を順番に再生する
6. 終了後に解答とリスニング原稿を確認する

検索結果から開く場合は、サイトの運営者が「公益財団法人 日本英語検定協会」であることを確認してください。似た名称のページや、過去問を転載している外部ページと取り違えないためです。

パソコンがあるなら、問題冊子のPDFを画面に表示し、別のタブで音源を再生できます。

スマートフォンだけで取り組む場合は、問題冊子と音源ページを別タブで開いておくと切り替えやすくなります。ただし、画面移動のたびに問題の位置を見失いやすいため、可能なら問題冊子を印刷すると本番に近い状態を作りやすいでしょう。

印刷が難しい場合は、タブレットやパソコンに問題冊子を表示し、スマートフォンを再生専用にする方法もあります。端末を分けると、誤操作や画面切り替えを減らしやすくなります。

※画像はAIによるイメージ

「音源を入手したい」という場合、必ずしもファイルとして保存する必要はありません。本番形式で練習することが目的なら、公式ページ上のストリーミング再生で対応できます。

公式ページでは、問題冊子、リスニング原稿、解答をPDFでダウンロードできます。一方、リスニング音源については、サイト上での再生が分かりやすい利用方法です。

端末やブラウザの機能によって個別に保存できる場合があっても、公式に案内されていない方法で取得したり、保存した音声を第三者へ配布したりすることは避けてください。

通学中や外出先でオフライン再生したい人には、出版社が正式にMP3配信している教材が適しています。

スリーエーネットワークの改訂版教材音声は、公式の教材音声ページから一括ダウンロードできます。通信費が発生する場合があるため、容量を確認し、必要に応じてWi-Fi環境で利用しましょう。

ここでの判断基準は単純です。

  • 実際の試験と同じ音源で力を測りたい人:日本英語検定協会の公式過去問
  • 苦手な形式を繰り返し練習したい人:正規出版社の教材音源
  • 外出先でオフライン再生したい人:MP3配信が明記された教材音源
  • 出所や権利関係が分からない音源:利用しない

音源の数を集めるより、「本番確認用」と「弱点練習用」を分けるほうが、学習の目的が明確になります。


英検4級のリスニングはどんな試験?

英検4級のリスニングは約30分で、3つの問題形式から各10問、合計30問が出題されます。

英検4級は中学中級程度が目安です。一次試験はリーディング35分とリスニング約30分で構成され、リスニングの英文は各問題とも2回放送されます。

出題形式は次のとおりです。

パート問題形式問題数解答方法
第1部会話の最後に続く適切な応答を選ぶ10問3択・選択肢読み上げ
第2部会話を聞き、質問の答えを選ぶ10問4択・選択肢印刷
第3部短い英文を聞き、質問の答えを選ぶ10問4択・選択肢印刷

第1部は補助イラスト付きで、選択肢も音声で読み上げられます。短い会話の目的をつかみ、最後の発言に自然につながる応答を選ぶ問題です。

第2部では、二人の会話を聞いて、人物、場所、日時、理由、予定などを判断します。音声が始まる前に印刷された選択肢の違いを確認すると、何を聞き取るべきか予測しやすくなります。

第3部は、物語文や説明文などの短いパッセージを聞く形式です。「誰が・いつ・どこで・何をしたか」を整理しながら聞くと、情報を追いやすくなります。

扱われる場面は、家庭、学校、店舗、公共施設、電話、アナウンスなどです。家族、友達、趣味、旅行、買い物、スポーツ、食事、天気、道案内、休日の予定といった身近な話題が中心になります。

これは、難しい知識よりも、日常的な場面で必要な情報をつかめるかを見る試験だと考えられます。

たとえば店での会話なら、値段、個数、色、サイズが答えの手がかりになる可能性があります。学校での会話なら、曜日、時刻、教室、宿題、部活動などに注意を向けられます。

すべての単語を日本語へ訳そうとするより、場面と質問の焦点を先につかむほうが、短い時間で答えを選びやすくなります。


リスニング音源をどう使えば合格対策になる?

音源を合格対策につなげるには、「解く・原因を調べる・声に出す・解き直す」の4段階で使います。

同じ音源を何となく繰り返すだけでは、聞けなかった理由が残ったままになりがちです。回数ではなく、聞き取れない箇所を一つずつ減らす仕組みを作りましょう。

1.最初は本番と同じ条件で解く

最初はリスニング原稿を見ず、Part1からPart3まで途中で止めずに解きます。

英文は本番と同じく2回だけ聞き、迷った問題にも印を付けてください。偶然正解した問題を「理解できた問題」として処理しないためです。

採点時は、問題を次の3種類に分けます。

  • 根拠を聞き取って正解した
  • 迷ったが正解した
  • 不正解だった

復習するのは、後ろの2種類です。すべてを同じ回数聞き直すより、弱点へ時間を集中させやすくなります。

2.原稿を見ずに短く聞き直す

迷った問題と不正解だった問題だけを、一文または一会話ごとに止めながら聞きます。

この段階では原稿を開かず、「質問は分かったが曜日を聞き間違えた」「会話は分かったが選択肢を読み切れなかった」のように、分からなかった範囲を小さくします。

「全然聞けなかった」で終わらせると、次の行動が決まりません。何が聞けて、どこから分からなくなったかを短くメモしてください。

3.リスニング原稿で原因を確認する

次に原稿を読み、聞き取れなかった原因を分類します。

  • 単語の意味を知らなかった
  • 文字では知っていたが、音では分からなかった
  • 英文の語順を追えなかった
  • 数字、曜日、時刻、場所を混同した
  • 選択肢を読むのが遅れた
  • 冒頭を聞き逃した

知らない単語が原因なら、意味と発音を確認します。知っている単語を音で認識できなかった場合は、その一文を聞き、自分でもまねして発音してみましょう。

選択肢を読む速度が原因なら、音源だけを聞き続けても改善しにくい場合があります。音声が始まる前に、選択肢のどこが違うのかを探す練習が必要です。

※画像はAIによるイメージ

4.数日後に原稿なしで解き直す

復習直後は答えを覚えているため、2日から1週間ほど空けて再挑戦します。

確認するのは、答えの番号を覚えているかではありません。以前聞けなかった表現を、原稿なしで音として認識できるようになったかです。

同じ箇所で再び迷ったら、その問題だけを復習対象として残します。正解できる問題まで毎回最初からやり直す必要はありません。

学習時間が15分しかない日なら、「新しい問題を5分、原稿で原因確認を5分、音読を5分」と役割を分けても構いません。

短時間でも、次に何をするか決まっていれば学習は進みます。必要なのは長時間耐えることではなく、迷わず再開できる手順です。


音源が再生できないときはどうする?

音源が再生できない場合は、通信、音量、ブラウザ、接続機器の順に確認します。

公式サイトは問題数が多く、再生開始まで時間がかかる場合があります。最初にページの読み込みを待ち、それでも再生されなければ次を試してください。

  • 本体とブラウザの音量、消音設定を確認する
  • Bluetoothイヤホンの接続先を確認する
  • ページを再読み込みする
  • ブラウザを最新版にする
  • ChromeやEdgeなど別のブラウザで開く
  • 安定したWi-Fiへ切り替える
  • 広告ブロックなどの拡張機能を一時的に停止する
  • 端末を再起動する

音声は動いているのに聞こえない場合は、端末全体の音量だけでなく、タブ単位の消音設定も確認します。イヤホンを外し、本体のスピーカーから音が出るか試すと原因を切り分けやすくなります。

学校や公共施設のネットワークでは、音声ファイルへの接続が制限される場合があります。別の回やPartも再生できないときは、自宅の回線や別の端末で確認してみましょう。

特定のPartだけが開かない場合は、一時的な問題の可能性もあります。時間を置いて再度アクセスし、必要であれば日本英語検定協会のお問い合わせ案内を確認してください。

※画像はAIによるイメージ

保存した問題冊子や音源は、提供元が認める範囲で学習に利用してください。

問題、リスニング原稿、音声を自分のサイトやSNSへ転載したり、不特定多数へ配布したりすることは避けます。出版社の教材音声についても、それぞれの利用条件に従いましょう。


英語学習コーチとして考える音源選びと今後の見通し

私見では、英検4級のリスニング対策で重要なのは、たくさんの音源を集めることではなく、公式音源と教材音源の役割を決めることです。

英語教育の現場で学習者を見てきた中でも、「何度も聞いているのに点数が安定しない」という相談は珍しくありません。その多くは、聞いた回数が足りないのではなく、間違えた原因を分けないまま再生を繰り返している状態でした。

特に初心者には、次の3つが同じ「聞き取れない」という言葉でまとめられやすい傾向があります。

  • 単語の意味そのものを知らない
  • 単語は読めるが、実際の音と結び付いていない
  • 英文は聞けたが、質問や選択肢の処理が間に合わない

この3つは、必要な対策が異なります。

意味を知らないなら語彙を確認し、音と結び付いていないなら原稿を見ながら発音を確かめます。選択肢の処理が遅いなら、選択肢の差を短時間で見つける練習を優先します。

私は、点数だけでなく「失点理由を一言で記録すること」をおすすめします。

「もっとリスニングを頑張る」では次に何をするか決まりません。しかし、「曜日を聞き間違えた」「知らない単語が二つあった」「選択肢の先読みが遅れた」と書けば、翌日の行動へ変換できます。

これは、リスニング学習を気合ではなく手順で進めるための小さな設計です。

公式の過去問3回分も、最初にすべて使い切る必要はありません。学習開始時に1回分で現在地を確認し、中盤は間違えた問題や教材音源で補強し、未使用の1回分を試験前の確認用に残すと実力の変化を判断しやすくなります。

おすすめの使い分けは次のとおりです。

  • 学習開始時:公式過去問1回分で苦手なPartを確認する
  • 学習中盤:原稿と教材音源で失点原因を減らす
  • 試験前:未使用の公式過去問を約30分通して解く
  • 最終確認:不正解と迷った問題だけを再生する

出版社の教材音源は、特定の問題形式を繰り返せる点が便利です。ただし、教材を増やす前に、手元の公式過去問を原稿まで使って復習できているか確認したほうがよいと考えます。

今後、公式ページに掲載される年度・回は新しい試験の実施に伴って入れ替わる可能性があります。試験形式、問題数、試験時間も将来変更される可能性があるため、保存済みの資料だけに頼らず、受験前に最新情報を確認してください。

英検4級のリスニング音源は、日本英語検定協会の公式サイトで無料・登録不要で聞けます。まず公式過去問で本番形式を確認し、必要に応じて正規出版社の教材音源を弱点練習やオフライン学習に使いましょう。

音源を聞いた後は、正解数だけで終わらせず、原稿で失点原因を特定します。「解く・原因を調べる・声に出す・数日後に解き直す」という流れを決めれば、初心者でも次にするべき学習を見失いにくくなります。


よくある質問

英検4級の公式リスニング音源は無料ですか?

日本英語検定協会の過去問ページでは、英検4級のリスニング音源を無料・登録不要で再生できます。

問題冊子、リスニング原稿、解答も公開されています。掲載される年度・回は更新されるため、利用時に最新の内容を確認してください。

公式音源はMP3で一括ダウンロードできますか?

公式ページでは、リスニング音源をブラウザ上で再生する方法が分かりやすく案内されています。問題冊子、リスニング原稿、解答はPDFでダウンロードできます。

MP3を一括ダウンロードして利用したい場合は、スリーエーネットワークなど、出版社が正規に配信する教材音声が選択肢です。対応する書籍と版を確認して利用してください。

英検4級の過去問音源は何回分ありますか?

2026年9月4日の確認時点では、日本英語検定協会の公式ページに過去1年分、計3回分が掲載されています。

対象は2026年度第1回、2025年度第3回、2025年度第2回です。公開回は順次入れ替わる可能性があります。

音源は何回聞いてから答え合わせをすればよいですか?

最初は本番と同じく、放送される2回だけを聞いて解きます。その後、間違えた問題と迷った問題を止めながら聞き直してください。

最後にリスニング原稿で原因を確認し、数日後に原稿なしで再挑戦すると、答えを覚えただけなのか、音を認識できるようになったのかを判断しやすくなります。

執筆:桐原佳音(英語学習コーチ)

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