「英検4級を受けようと思っているけれど、結局いつ受けるのが一番いいの?」と迷っていませんか。
結論から言うと、英検4級は「中学英語の学習が一区切りついたタイミング」で受けるのがベストで、小学生なら高学年、中学生なら1〜2年生のうちが特におすすめです。
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英検4級はどのレベル?受験タイミングを考える前提を確認
英検4級は「中学2年生修了程度」のレベルとされており、必要な語彙数は約1,300語です。
これは英検5級に必要な約600語のおよそ2倍にあたり、時制(過去・現在・未来)や比較級、不定詞など、日本語には存在しない文法概念も出題範囲に含まれます。
つまり、5級よりも一段階ステップアップした内容になっているということです。
そのため「いつ受けるか」を考えるときは、単に年齢や学年だけでなく、こうした文法をどれだけ理解できているかを基準にするのが合理的だと考えられます。
合格ラインは、CSEスコア満点1000点(リーディング500点・リスニング500点)に対して622点で、正答率にするとおよそ6割程度です。スピーキングテストは任意受験で、4級では合否に関係しません。
小学生・中学生別のおすすめ受験タイミング早見表
学年ごとの目安を先にまとめると、以下のようになります。
| 学年 | おすすめタイミング | 理由 |
|---|---|---|
| 小学校低学年 | 基本的には見送り | 問題文の日本語自体でつまずきやすい |
| 小学校高学年(5〜6年) | ◎おすすめ | 問題文を理解でき、中学受験の優遇にも間に合う |
| 中学1年生 | 後半から挑戦可 | 未習範囲は教材で補う必要あり |
| 中学2年生 | ◎おすすめ | 学校の授業内容がそのまま対策になる |
| 中学3年生 | 力試し的な位置づけ | すでに3級以上を目指す生徒が多い |
この表を踏まえたうえで、それぞれの学年ごとの理由を詳しく見ていきましょう。
小学生はいつ受けるべき?高学年でのチャレンジがおすすめな理由
小学生が英検4級を受ける場合、多くの英語教育の現場では「高学年(5〜6年生)」での受験がすすめられています。
理由はシンプルで、小学校高学年になると、教材に書かれた漢字や文法の説明を子ども自身である程度理解できるようになるからです。
低学年のうちに無理に挑戦すると、英語以前に問題文の意味自体でつまずいてしまうケースが少なくありません。
また、小学校高学年は「そろそろ中学の授業を意識し始める時期」でもあります。中学英語の予習を兼ねて英検4級に取り組むと、入学後の授業にもスムーズに入っていきやすくなるでしょう。
中学受験を予定しているお子さんの場合は、さらに事情が変わってきます。
近年、英検の取得級に応じて入試の英語試験を免除したり加点したりする私立中学校が増えており、そうした優遇の対象は英検4級、または3級以上であることが多いとされています。
ただし、こうした優遇制度の内容や対象級は学校ごとに大きく異なり、毎年見直される場合もあります。志望校がある場合は、必ずその学校の最新の募集要項やホームページで具体的な条件を確認するようにしてください。
中学受験を視野に入れているなら、受験勉強が本格化する前の小学5年生ごろまでに4級を取得しておくと、後々の負担を減らせる可能性があります。
なお、英検4級の合格率について、日本英語検定協会は2016年度の英検リニューアル以降、級ごとの詳細な合格率を公式には公表していません。過去(旧制度下)に公開されていたデータではおおよそ60〜70%とされており、試験の難易度自体に大きな変更はないとみられるため、現在もこの水準に近いと推測されますが、あくまで参考値として捉えておくのがよいでしょう。
中学生はいつ受けるべき?1〜2年生のうちに取っておきたい理由
中学生の場合、英検4級を受けるベストなタイミングは「中学1年生の後半〜中学2年生」にかけてです。
英検4級の出題範囲は、中学2年生で習う過去形・未来形・比較級・最上級・不定詞などを含んでいます。中学2年生であれば、学校の授業内容がそのまま試験対策になるため、特別なタイミングを気にしなくても無理なく挑戦できるでしょう。
一方で、中学1年生や、まだ授業で該当の文法を習っていない段階で受験する場合は、学校の進度より一歩早く動くことになります。
この場合は、市販の問題集やオンライン英会話などを活用し、未習範囲を補いながら準備を進める必要があります。
中学3年生で英検4級を受けるケースもありますが、この学年ではすでに英検3級以上を目指す生徒が多く、4級は「それまでの学習内容を確認する」位置づけになりやすいというのが実情です。
高校入試での優遇を考えるなら、多くの自治体・学校で加点対象となるのは英検3級以上が中心で、4級単体が入試の合否に直結するケースはあまり多くないとされています。この点も、各都道府県教育委員会や志望校の募集要項で最新情報を確認することをおすすめします。
そのため中学生にとっての4級受験は、「入試のため」というよりも「英語学習の土台を固め、次の3級・準2級へのステップにする」タイミングと捉えるのが現実的だと考えられます。
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英検4級の試験は年に何回?申込から合否発表までの流れ
「いつ受けるか」を考えるうえで欠かせないのが、実際の試験スケジュールです。英検は年3回、1月・6月・10月ごろに実施されています。
2025年度は次のような日程で実施されました。
- 第1回:受付2025年3月24日〜5月7日、一次試験2025年6月1日、ウェブ合否公開2025年6月23日
- 第2回:受付2025年7月1日〜9月8日、一次試験2025年10月5日、ウェブ合否公開2025年10月27日
- 第3回:受付2025年10月31日〜12月15日、一次試験2026年1月25日、ウェブ合否公開2026年2月16日
2026年度についても、個人申込・本会場では以下のような日程が予定されています。
- 一次試験2026年5月31日(受付は2026年3月23日〜5月4日、クレジットカード決済のみ5月7日まで)
- 一次試験2026年10月4日(受付は2026年6月30日〜9月4日、クレジットカード決済のみ9月7日まで)
- 一次試験2027年1月24日(受付は2026年10月30日〜12月11日、クレジットカード決済のみ12月14日まで)
この記事執筆時点(2026年9月)で、2026年10月・2027年1月分の日程はすでに公表されているものですが、会場や申込方法によって変更が生じる可能性はゼロではありません。実際に申し込む際は、必ず日本英語検定協会の公式サイトで最新の日程を確認してください。
なお団体申込の場合、日程や締切が個人申込と異なることがあります。日本英語検定協会の資料によると、団体申込では受付期間や本会場・準会場の日程がさらに細かく分かれており、準会場は複数の日程から1日を選ぶ形式になっています。学校や塾経由で申し込む場合は、担当の先生に日程を確認するのが確実です。
英検4級は一次試験のみで、二次試験(面接)はありません。この点は3級以上との大きな違いです。
申込から合否発表まではおよそ2〜3週間ほどかかるため、「いつ受けるか」を決める際は、次のイベント(進級・進学・受験シーズンなど)から逆算してスケジュールを組むことが大切です。
受験タイミングを決めるときに意識したい3つの視点
ここまでの内容を踏まえると、英検4級を「いつ受けるか」は、次の3つの視点から考えるとわかりやすいと筆者は考えます。
- 学習の到達度:過去形・比較級・不定詞などの文法をひととおり学んでいるか
- 今後の予定:中学受験や進級、次の級への挑戦などの節目がいつ来るか
- 準備にかけられる期間:25〜30時間程度、あるいは1日30分〜1時間×1ヶ月程度の学習時間を確保できるか
英検4級の対策には、5級合格者を基準にした場合でおよそ15〜30時間程度の学習時間が目安とされることが多いです。これは1日1時間弱の学習をおよそ1ヶ月続けるイメージに近い数字です。
裏を返せば、「試験の1ヶ月前から本気で対策すれば間に合う可能性がある」レベルの試験だとも言えます。
そのため、「完璧に準備できたら受ける」というより、「1ヶ月後の試験回を目標に、今日から学習を逆算して始める」という考え方の方が、結果的にスムーズに合格に近づけるケースが多いように感じます。
英検4級の受験タイミングに関する考察・今後の見通し
ここからは筆者としての見解になりますが、英検4級の「受験タイミング」という問題は、単なるスケジュールの話ではなく、学習者の心理的なハードルと深く関わっていると感じます。
「まだ早いかもしれない」「もう少し勉強してから」と先延ばしにしてしまう学習者は、小学生・中学生を問わず一定数いるはずです。
しかし英検4級は、中学2年生修了程度とはいえ、必要語彙数は約1,300語、合格ラインは6割程度という、決して「完璧」を求められる試験ではありません。
ここで筆者が注目したいのは、5級から4級、4級から3級への「難易度の跳ね幅」の違いです。5級(中学初級程度・語彙約600語)から4級への移行は、語彙・文法量が増えるものの単語の暗記量が中心で、比較的緩やかなステップアップだといえます。
一方、4級から3級(中学卒業程度・語彙約2,100語)への移行では、語彙数がさらに増えるだけでなく、二次試験(面接によるスピーキングテスト)が新たに加わり、単なる知識量ではなく「英語で話す」という質的に異なる壁が現れます。
つまり4級は、3級突破に向けた「知識のステップ」として位置づけながらも、面接という新しい形式には触れずに済む、いわば助走期間に最適な級だと筆者は考えます。この意味で、4級を軽視せず、丁寧に学習を積み上げておくことが、その先の3級以降のハードルを下げることにつながるはずです。
また、英検は2016年度から段階的にCBT(コンピューター受験)方式を導入し、現在では従来の紙の試験に加えて、より頻繁に受験機会を確保できる体制が整いつつあります。年3回という受験機会の多さに加え、こうした受験方式の多様化も、学習者が「自分の到達度に合わせて回を選びやすい」環境を後押ししていると筆者は捉えています。
こうした制度面の変化を踏まえると、「いつか受けよう」と先延ばしにするよりも、学習内容が身についたタイミングで早めに一度受験しておくほうが、その後の3級・準2級への橋渡しをスムーズにする可能性が高いと筆者は考えます。
一方で、年に3回という試験機会の多さは、裏を返せば「一度のタイミングにこだわりすぎなくてよい」というメッセージでもあります。
仮に今回の学習が間に合わなくても、次回・次々回とチャンスは続きます。焦って無理な時期に詰め込むよりも、学習の到達度に合わせて回を選ぶ方が、結果的に合格への近道になると筆者は考えています。
まとめ
英検4級を受けるおすすめのタイミングは、小学生なら高学年、中学生なら1〜2年生のうちで、いずれも「過去形・比較級・不定詞などの文法をひととおり学び終えた頃」が目安になります。
試験は年3回(1月・6月・10月ごろ)実施されており、2025年度・2026年度の日程を踏まえると、申込から合否発表までおよそ2〜3週間かかることも念頭に置いてスケジュールを組む必要があります。なお試験日程や合格率などの数値は変更される可能性があるため、申込前には必ず日本英語検定協会の公式サイトで最新情報を確認してください。
中学受験での優遇を考える場合は小学5年生ごろまでの取得が有利になりやすく、通常の学習ステップとして考える場合は中学2年生での受験が学校の授業内容と重なりやすいでしょう。
大切なのは完璧なタイミングを待つことではなく、学習の到達度と今後の予定を踏まえて「次の試験回」を目標に据え、そこから逆算して準備を始めることです。
よくある質問
英検4級はどのくらいの学習期間で合格できますか?
5級合格者を基準にした場合、目安はおよそ15〜30時間程度とされています。1日30分〜1時間の学習を1ヶ月ほど続けるイメージで準備を進めるとよいでしょう。
英検4級に二次試験(面接)はありますか?
英検4級は一次試験のみで、二次試験(面接によるスピーキングテスト)はありません。この点は3級以上を受験する場合との大きな違いです。
英検4級の合格率はどのくらいですか?
日本英語検定協会は現在、級ごとの詳細な合格率を公式には公表していません。過去に公開されていたデータではおおよそ60〜70%とされていましたが、あくまで参考値として捉え、最新の公式情報も合わせて確認することをおすすめします。
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